お受験戦争は・小言

有名な塾だからはよくない?

[ 2014.06.18 ]

小さな子供の受験は、高校受験や大学受験と違って勉強の方法がなかなか分かりにくいものです。 そのため、受験戦争に臨む多くの親子は受験対策をしている専門の幼児教室などに通っています。 教室を選ぶ際に親が参考にするのは、これまでの実績だと思います。名門校への合格者を数多く輩出しているような有名な塾ならば安心と考えるからです。 しかし、本当にそれだけで選んで受験戦争を勝ち抜くことが出来るのかというとそういうわけではありません。 有名な塾は確かに合格するために重要な要素を教えてくれるでしょうし、そのためのカリキュラムも豊富にあるはずです。ただそれが子供にとって合うか合わないかというのは別の話なのです。 もしも、その塾の教育方針やカリキュラムが子供にとって楽しめるものではなければ、勉強に集中できないということも十分にありえます。 つまり、受験において大切な教室選びでなにより重要なのは我が子が楽しみながら勉強が出来る場所であるかどうかということです。有名な塾だからと安易に決めるのではなく、しっかりと性格や適正を考えて教室選びをするようにしましょう。

子供の意志は関係ない

[ 2014.06.18 ]

子供に充実した教育を受けさせたい、受験戦争は一度で終わらせてあげたい、そう考えて小学校を受験させようと考える親御さんは少なくありません。 現在は学力の低下や学級崩壊、いじめなど様々な問題を抱えた学校も多く、それに対する不安やそのリスクを避けるためにも子供に受験をさせることを決意するようです。 このようなことから小学校の受験戦争において最も強い思いを抱いているのは親の方であるといえ、そこに子供の意志は関係していないともいえます。 しかし、実際に受験をするのは親ではなく子供の方です。 小学校受験の勉強では小さな体に精神的な負担や肉体的な負担が大きく圧し掛かってくることでしょう。 もちろん親にとっても、同じ小学校を受験する友達や仲間と我が子を比較したり、幼児教室に通う費用を工面したりと大変な思いをするはずです。 ですから、受験をするかしないかは慎重に決めるようにしなければなりません。 また最終的には実際に受験をする子供の意志を尊重することこそが重要といえるのです。

いい学校へいれることが目的か

[ 2014.06.18 ]

子供に幼稚園や小学校を受験させる目的は親によって様々で、単純にいい学校へいれることが目的と言いきれるものではありません。 もちろん中には名門校を受験させ、合格すれば自慢になるという考えの人もいるかもしれません。 しかし、多くの場合、子供によりよい環境で勉強をしてほしいという気持ちが一番強いはずです。 例えば、住んでいる地区の公立小学校が荒れていて心配というようなケースもあるでしょうし、家柄の良い家庭の場合、周囲に考慮して同じような立場の子どもが多い学校を選ぶことでしょう。 もしも、厳格なカトリック教徒の親御さんであればカトリック系の学校へ進んでほしいと考えるかもしれません。 私立の学校はそれぞれ校風に特色があり、我が子の適性に合う学校を選べば、のびのびと育っていくことが予想されます。 このように子供の受験戦争は必ずしもいい学校へ入れることだけが目的というわけではなく、その背景にあるのはやはり子供の健やかな成長を願う親の心といえるのです。