勉強ばかりではどうかとは

 子供に中学や高校をそして大学を受験させるために一生懸命になるのは、まず何かしらの菊花絵があるのです。その最初のきっかけになるのは何と言っても親でしょう。親に言われた通りに従って、一生懸命塾に通ったり毎晩遅くまで勉強して受験戦争に勝ち残ろうと努力をします。 ときには学校を休んでまでも、一生懸命家で勉強する子もいますし、休日や土日などを使っても、すべての時間を寝る時間以外は机に向かっている子もいます。 その姿を見て両親は最初のうちはよく頑張ってると褒めることがあっても、周りの受験にこだわらずに遊んでいる遊びざかりの子供たちを見ていると、自分の子も勉強ばかりしているが、それもどうかと思ってくるようになります。  また塾に通っている同年代の同じ目的を持った子供たちを見ていると、時折受験戦争というのは非常にこわいものだと感じる親御さんもいるのです。特に進学校に済ませようと思っている子を持つ親御さんにとっては、周りの子供たちが頑張っている姿を見るのにすごさを感じることもさることながら、この子供たちを必死になって応援している親たちを見て、異常なくらい恐怖を感じる時もあるのです。 果たして自分の子がこの世界において本当に良かったのかどうか、自問自答してしまう両親もいます。子供に教育をつけさせるという意味では、大切なことには変わりありません。  しかし中学受験のようにあまりにもまだ遊びたい年に無理矢理勉強させるのもどうかと思いますし、大学に受かることがすべてと言わんばかりに受験戦争に勝ち残ると言い続けるのも、まるで狂気じみたようで親である事を本当につらく思うこともあるでしょう。 自分たちが通ってきた道だけにその辛さをよくわかってるはずなのですが、少しでも楽させてあげたい、学歴をつけさせてあげたいという気持ちがあって、子供たちを無理矢理辛い思いをさせると感じる時があります。  しかし、これでいいのか、本当によかったのかと常に考えている両親を持つ子供は少なからず幸せだと言えるでしょう。